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回想 梅津寺海岸清掃

2022年6月24日 15時27分
全校

6月23日は、地域の皆様や海上保安部の方にご協力いただき梅津寺海岸清掃を実施しました。

新聞やテレビでも報道されましたので、ご覧になられた方もいらっしゃると思います。

海岸清掃のねらいは、昨日のブログにもありましたが、地域の宝である高浜の海を大切に思う気持ちを育てることにあります。

 

清掃をしている子どもたちの様子や、清掃を終えた後の清々しい愛顔に、高浜の海を大切に思う気持ちがしっかり育ってきていることを感じました。

今、梅津寺海岸はゴミ一つ無く、美しい砂浜で訪れる人をもてなしてくれます。

報道取材を受けた際に、記者から「この海岸清掃はいつから始まったんですか?」と聞かれました。67回目ということは知っていましたが、いつから始まったのかは即答できませんでした。

学校に大切に保管されている沿革誌を調べてみました。

海岸を清掃した記録が残っていたのが、昭和32年6月12日でした。「海岸にてガラス拾い」とあります。

それから毎年6月~7月に全校で必ず「ガラス拾い」をしていたようです。また当時の記録には「梅津寺海岸で水泳」と書かれています。

このころ高浜小学校にはプールがありませんでしたので、水泳の授業や海水浴シーズンを前にし、ガラスのかけらで足を切らないように清掃活動を始めたのではないかと思われます。

昭和46年から初めて「海岸清掃」という言葉が登場します。時代の変化とともに、ガラスゴミだけではなく、プラスチックやナイロン等のゴミも増えたのかもしれません。

昭和51年にプールが完成し、水泳の授業がプールで行われるようになった後も、「海岸清掃」は続いています。

そして今年で67回目。子どもたちだけではなく、地域の方や、企業のボランテイア活動のおかげで、梅津寺海岸にはほとんどゴミが見られなくなりました。それほど多くの人たちにこの海岸は大切にされていることが分かります。

これからも高浜小学校の「海岸清掃」は続いていくことでしょう。そして子どもたちが大切にする高浜の海がいつまでも美しいことを願っています。